Wolfram AlphaはGoogle登場以来の衝撃なるか?

計算ソフトでは定番のMathematicaを生んだStephen Wolframによる検索エンジンWolfram Alphaが話題になっています(5月リリース予定)

Google登場以来の衝撃かどうかは、実際に触ってみなければ何とも言えないですが、あのMathematicaだけに正直畏怖を感じますね。Webを活用した社会統計の分析は今後ますます加速するでしょう。

ところで集合知を用いた知識獲得については、Googleの検索クエリ分析によるインフルエンザ流行予測が有名ですが、SIGKDDなど知識獲得系のトップノッチの学会では、映画館のセールスを予測したり、Amazonの商品ランキングを予測したりと身近な題材も扱うようになってきています。

またGやYはもちろんMSもこの分野には相当気合いを入れていて、MSNの検索クエリやメッセンジャー上でやり取りされるチャットデータとの相関を分析したりと、スケールの大きな論文を出してます。

日本の社会統計事情については、先日のRIETI政策シンポジウムの出口さんのプレゼン資料が参考になるでしょう。いずれ社会会計は、民間の天気予想のようになる、とGoogle GDPの登場を予言しています。

とにかくこの分野は、スピードが早すぎてついていくだけでも大変です。まとまってませんが、こんなところで。