PRML(パターン認識と機械学習)読書会に参加しました

近代的な機械学習のバイブル的存在であるPRMLの読書会に参加してきました。

パターン認識と機械学習 上 - ベイズ理論による統計的予測

パターン認識と機械学習 上 - ベイズ理論による統計的予測

パターン認識と機械学習 下 - ベイズ理論による統計的予測

パターン認識と機械学習 下 - ベイズ理論による統計的予測

PRMLの高い評判については各所で挙がっている通りですが(あれだけ高額な書籍なのに上巻はもう第4版。またAmazonでは現在品切れ状態)、題材が題材だけに参加者のモチベーションも高く、実に有意義な時間を過ごすことができました。また、私自身次回の読書会にて、第2章前半の一部の講義を担当することになりました。第2章前半では、beta/dirichlet分布など指数型分布族の事前共役分布を中心的に扱います。階層ベイズモデルのちょうど入口となるパートだけに責任重大ですね。

なお、開催者の方もおっしゃってましたが、この読書会は基本的にBest-Effort型で進行しています。したがって発表者および聴講者にPRMLがカバーするすべての領域に精通していることを最初から求めていません。というか機械学習を本職で研究している人でもない限り、普通は部分的にしかカバー出来ないと思います。ですので参加メンバーはある程度流動的であることを前提に、様々な職種の人たちが知恵を出し合って進めていくと、持続的な展開になるのではないかと思います。個人的には読書会の異業種交流会的なノリが楽しいです。