情報可視化は日の目を見るか?

最近ウォッチしていた情報可視化技術で、ちょっとだけ「おっ」と思ったのが、MITのcomment flow。

いわゆるmixiGraphの豪華版なんだけど、ソーシャルネットワークだけじゃなくて、コメントの流れも可視化しているのがポイント。流行りのZUI(Zoomable UI)なんかもつかっちゃたりしてデモ動画は全体的に見応え充分。SNSの可視化ツールって世界的にみると本当にたくさんあるんだけど、今のところこれが一番実用的じゃないかな。

来たるべきOpenSocial時代に求められる道具はきっとこの手の可視化ツールの延長上にあって、いつの日かそれが今のGoogle Analyticsの代わりになるはず。Googleのみならず、最近じゃIBMもこれからの広告価値はimpressionsではなくreal impactで決まる、なんてレポートを出して煽っている。そのreal impactが簡単に定量化できたらはっきり言って苦労はしないんだけどね^^;

そんなわけで今の関心毎の一つは、かつての自然言語処理がそうであったように、今までぱっとしなかった情報可視化技術がOpen Socialという行動ターゲティングのおばけが出てきたことで、日の目を見る日が来るのではないか、ということ。comment flowなんかは研究としては面白いけど、実用化はものすごく難しい。でもここには時系列テキストマイニングでは乗り切れない壁を超えるヒントがあると思うので、それを何とか発掘したいなと思う今日この頃。