世界最強のインタラクション研究者って誰？

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世界で一番注目を集めているインタラクション研究者って誰だろう？iPhone登場でマルチタッチインターフェースに注目が急速に集まっている今、Jeff Han氏こそその筆頭に挙げられるのではないかと思う。たとえばこの記事。

ジェフ・ハン氏のマルチタッチ・インターフェイスがすごい：Jeff Han's Multi-touch Interface

「AppleはiPhoneにハン氏を雇おうとして断られたって本当！？」という問いかけに対するハン氏の回答が興味深い。彼くらいの研究者ならヘッドハンティングの話が来てもおかしくないと思うのだけど、なぜ（元産総研の）増井さんと同じ選択肢を取らなかったのだろう。氏の言うように想定しているデバイスのスケールが違うから？

というのも、今個人的にIFで一番興味があるのが、将来ノートＰＣ上でも、このマルチタッチIFは普遍的になるのだろうか？という点にあるから。研究レベルではいくつかの興味深い提案はあるのだけど、実用化のための議論があまり見つからずに苦労している。例えばもしIFを乗せるなら、従来のタブレットＰＣを拡張するのがいいのか、それともNintendoDSのように液晶２枚構成でいくのが良いのか、というような。

ちなみにJeff Han氏を初めて知ったのは、2003年のSIGGRAPH論文。当時修論で布のBTF計測とかやっていたので、あの万華鏡アイデアにはド肝を抜かれた思い出がある。

Reflectometry - Capturing surface reflectance data using a kaleidoscope,full paper at SIGGraph 2003

なんか取り留めがないけど、自分が目指すのはまさにこのJeff Han氏のような研究者だ。どうせやるなら、aesthetically pleasingなものを突き詰めたいよね。