blog分析で映画のヒット現象を解明しよう

様々なマーケティング用途に用いられるblog評判分析ですが、最近では国内でも興味深い分析事例がぽつぽつ出てき始めています。デジタルハリウッド大学で教職を務める吉田先生の映画ヒット現象の分析は、まさにその代表格で、特にPN判定割合と興行収入の相関分析が興味深い。


PN判定が拮抗している作品は洋画では大ヒット作になることがあるが、邦画ではヒットしない(クラナドNANA2大日本人)。例外はNANA

PN判定が高評価なのに興行収入が上がっていない作品は劇場規模による可能性があり、本来ならばもっと興行収入が伸びた可能性がある(フラガール・クローズZERO)

実は映画に限らず、あるもの(Subject)をある観点(Aspect)で観察したときに、それが議論を呼ぶもの(Controversial)かどうか分析することは、知識獲得の上でかなり重要な位置を占めているのでは?と最近感じています。直感的にも、例えばAmazonなんかでPN判定が拮抗している商品レビューほど参考になったという経験は、多くの人にあるのではないでしょうか?(+評価ばかりだとサクラの可能性もある。一方、−評価ばかりの商品はやはり大抵はダメ)

そんなわけで、MindFlexは将来この点も加味した分析にも対応したいなと思ってます。